趣味に飽きる原因はなんでしょうか。
その1つが「成長の見える化ができていないこと」です。
趣味を始めたばかりのころはいいのです。
初期は変化が顕著なので、成長を実感するのが容易です。
「○○がうまくなった!」
「○○ができるようになった!」
「○○がわかるようになった!」
昨日の自分より成長していることがわかります。
成長の実感があれば面白くなるので、モチベーションも保ちやすくなります。
「まだまだ」「もっともっと」と続けられ、夢中になれるのです。
ところが成長が進むにつれて、だんだん成長が小さくなります。
メートル単位の成長がセンチ単位の成長になり、センチ単位の成長がミリ単位の成長になります。
いくらやってもほとんど成長していないように感じられます。
昨日の自分と今日の自分が同じように感じられます。
前に進んでいるはずなのに、止まっているかのような錯覚を覚えます。
成長の実感が湧かなくなって同じことの繰り返しのように思えてしまうと、飽きにつながるのです。
ここで役立つのが「成長の見える化」です。
趣味の成長の見える化をしてください。
前に進んでいる感覚を持つことは大事です。
たとえば、アイデアの1つとしておすすめなのが、趣味日記です。
どんなことをしたのか、どこまで進んだか、どんな手応えだったか、どんな課題が見えてきたかなどなど。
その日の趣味について詳しく書きます。
映画なら、その日に鑑賞した作品を記録して、余裕があれば、感想を書いてみるといいでしょう。
料理なら、その日作った料理を記録します。
初めて作る料理なら「初めて○○に挑戦した」と書いておくといいでしょう。
成長を数値化させてみることも大事です。
筋トレなら「腹筋30回」「腕立て伏せ20回2セット」「スクワット30回3セット」など。
ウォーキングやランニングであれば「ウォーキング5キロ」「ランニング7キロ」など。
数値にすると、比較が容易になったり、グラフ化もしやすくなったりします。
成長がゼロということはありません。
ほとんど成長が感じられなくても、実際はわずかな成長なり前進があるはずです。
少なくとも経験を積んでいるのは事実です。
そこを丁寧に記録に残し、言語化・数値化で見える化させることで、小さな成長であってもきちんと感じられるようになります。
モチベーション維持には、前に進んでいる実感を得ることが欠かせません。
成長の見える化ができれば、まだまだ続けられるのです。