生まれて間もない赤ちゃんは、何もできない状態です。
生まれたときは、力も服もお金も地位も名誉もない。
あるのは若さのみ。
ゼロの状態から始まってから、まだほんの数年です。
できることよりできないことのほうが、圧倒的に多い。
「少しでも早く成長してほしい」
「元気な子に育ってほしい」
「強くて明るい子に育ってほしい」
子どもの成長を願わない親がどこにいるでしょうか。
やはりおなかを痛めて生んだわが子だけに、期待の大きさもひとしおです。
しかし、子どもへの期待が大きすぎるがゆえに、期待しすぎるところがあります。
するとです。
子どもの成長が遅くなったり、期待したとおり成長してくれなかったりすると、急に焦る親がいます。
「ほかの子より成長が遅れている」
「期待したとおりに成長をしていない」
客観的に見れば、何の問題もなく育っているにもかかわらず、期待が大きすぎると、問題があるように見えてしまいます。
思い出しましょう。
生まれて、まだほんの数年であることを。
何もできないゼロの状態から生まれて、まだほんの数年ですからできないことのほうが圧倒的に多い。
できることが一つ一つ増えていれば、親としては素直に喜ぶことです。
早い時期に、他のお子さんと比べたり、成長をせかすようなプレッシャーを与えたりしないことです。
期待が大きすぎると、子どもにとってストレスになり、成長が余計に阻害されます。
子どもに完璧を求めすぎないことです。
すくすく成長するわが子を喜ぶのです。