子どもが好きなことを楽しんで続けていると、親より知識が上回ることがあります。
いくら子どもであろうと、一点に集中して勉強や練習などを積み重ねた結果、著しい上達を遂げることができます。
宇宙の勉強に没頭した結果、親より星の成り立ちに詳しくなるでしょう。
サッカーの練習をしていれば、親よりうまくなるのは時間の問題です。
1つのことに集中していると、子どもが先生になれる特定分野ができています。
もちろん親より上回るのは特定分野であって、範囲もまだ狭いですが「誰にも負けないぞ」というほど力を持ってしまいます。
すると、子どもは少し偉そうになります。
「こうすればいい、そうすればいい」
「こんなことも知らないの?」
「これくらいは当たり前だよ」
子どもが先生です。
親と子の立場が逆転です。
そういうとき、2種類の親に別れます。
あなたはどちらでしょうか。
親としては自分の立場がなくなり、プライドに傷がつきますが、それくらいで動揺する必要はありません。
子どもに調子に乗らせると、態度が大きくなり社会的にもよくないと思います。
逆です。
もっと褒めて、さらに調子に乗せます。
子どもは「これはこうです、ああです」と偉そうになったことを、親は大げさに褒めるくらいでかまいません。
「そうなのか。それは知らなかった。すごいな。もっと教えてくれ」
すると子どもは「親から認められた。嬉しい。もっと頑張るぞ」とやる気の炎を燃やします。
親に認められることほど嬉しいことはありません。
どんどん調子に乗っていきます。
それが親の仕事です。
親は演技上手になりましょう。
子どもは親にもっと褒めてもらいたいと頑張りますし、親はそういう頑張る子どもをもっと褒めてあげましょう。
子どもは親におだてられながら、才能を伸ばしていくのです。