執筆者:水口貴博

子どもの才能を伸ばす30の習慣

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子どもの才能を伸ばすとき、親はエジソンの母を見習うべし!

子どもの才能を伸ばすとき、親はエジソンの母を見習うべし! | 子どもの才能を伸ばす30の習慣

エジソンは小学校を、わずか3カ月で中退しています。

3年ではありません。

たったの3カ月です。

入学して早々、授業中、頻繁に問題を起こしていたからです。

授業とは別のことに興味を持ってしまい、またそうした行動が授業そのものを妨害していました。

先生を質問攻めにして、先生は全然授業を進められなかったと言います。

担任の先生からは「あなたの頭はおかしい」といわれるほどであり、3カ月後には校長先生から退学を勧められていたといいます。

学校では有名な問題児でした。

普通の親なら、学校の中退は大反対です。

中退は中退でも、小学校の中退は致命的です。

ましてや小学校のような人生における基本的な学習をする時期に、親が中退を許すはずがありません。

しかし、その中退を許してくれる人がいました。

エジソンの母です。

エジソンの母は、すでに息子の才能に気づいていました。

「多くの点では他の子より劣っているが、発明の点だけは他の子にはない輝きを持っている。これは小学校では磨けない」

そう思った母は、エジソンの小学校中退を許しました。

自宅で好きなだけ発明に打ち込めるような環境を与えました。

基礎勉強をしないわけにはいきませんから、母親が先生の代わりになりました。

往々にして、偉人の背後には必ず素晴らしい親がいると言います。

大発明をしたから、エジソンにスポットライトがあたります。

そんな大発明家エジソンを育てた母親も、陰で支える柱であり、隠れながらも偉人でした。

エジソンも素晴らしいですが、エジソンの才能をいち早く見いだし、才能が伸ばせる環境を整えた母親も素晴らしいと感じます。

さすがにエジソンの母のような教育方法は極端な例であり、真似をするのは難しいことでしょう。

しかし、できるだけ母親が子どもの才能を早くに見つけ、環境を整えてあげるくらいならできるはずです。

子どもは「自分は何が向いているのか」が、なかなかわからない。

しかも養われている身ですから、子どもが自分から生活環境を整えるのも難しい。

そういうときこそ、経験豊富な大人が子どもの才能を早くに見いだします。

その才能が伸びるような環境を整えてあげる必要があるのです。

子どもの才能を伸ばす習慣(14)
  • 子どもの才能を親が発見し、伸びるような環境を作ってあげる。
さまざまな経験を積むことは、自分の向き・不向きを知るきっかけになる。

子どもの才能を伸ばす30の習慣

  1. 子どもの才能発揮は、マズローの5段階欲求説が鍵を握る。
  2. 愛情の注がれた子どもは、自然と才能を伸ばしていく。
  3. 子どもに約束を守りなさいという前に、親がきちんと約束を守る。
  4. 子どもに完璧を求めすぎない。
  5. 子どもの悪いところではなく、いいところを見る。
  6. 子どもの成長を喜ぶと、子どもの伸びはもっとよくなる。
  7. 子育て上手な親は演技がうまい。
    見ていないふりをしながら、しっかり見る。
  8. 社会のルール・マナー・常識などの勉強を、すべて学校任せにしない。
  9. 子どもの「やってみたい」という言動を、親はできるだけ支える。
  10. 夢中になって本を読むとき、その先に才能の可能性があるのかもしれない。
  11. 成功した親に育てられると、子どもも成功しやすくなる。
  12. 単に否定するしつけで終わらせない。
    代替案を与えながらしつける。
  13. 子どもの見方や感じ方を、最大限尊重する。
  14. 子どもの才能を伸ばすとき、親はエジソンの母を見習うべし!
  15. さまざまな経験を積むことは、自分の向き・不向きを知るきっかけになる。
  16. 心より技能を重視すると、才能は伸び悩む。
  17. 何事も「楽しさ」から教えることが肝心。
  18. 特定分野で、親より秀でた子どもに嫉妬しない。
  19. 子どもの「旺盛な好奇心」を、学校の勉強以上に重視する。
  20. 失敗は、成功の対義語ではなく同義語であると、子どもに教えてあげる。
  21. 「やりたいことをやる」という教育方針を貫く。
  22. 親がプラス発想だと、子どももプラス発想になる。
  23. 子どもが親を理解するのではなく、親が子どもを理解してあげないといけない。
  24. 私たちの元をたどれば、同じ親にたどり着く。
  25. 短所があるから、子どもは伸びる。
  26. わが子はわが子。
    他人の子と比べる必要はない。
  27. 才能に制限時間を設けないほうが、伸びやすくなる。
  28. 子どもは、親が思いもしない方向へ育っていくもの。
  29. 勉強ができない分野があってもいい。
    大切なことは「得意分野」があること。
  30. 「学ぶ楽しさ」から「生かす楽しさ」へスイッチを促す。

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