子どもにはどんな才能があるのか。
こればかりは、さまざまなことを経験させてあげなければわかりません。
経験したこともないことに「これが合っている」と判断するのは、難しい注文です。
子どももわからないです。
当然親もわかるはずがありません。
子どもには、できるだけさまざまなことを体験させてあげる機会を作ってあげましょう。
若い時期にさまざまな経験をするのは大切なことです。
1つのことを深く突き詰めるのも大切ですが、まずは広く浅くです。
注意していただきたいのは「強制的に経験させる」より「自然に経験させる」ということです。
強制的にというのは、どこか親の都合が入り交じっています。
子どもが嫌がらない範囲で、さまざまなことを経験させてあげましょう。
親は、子どもの「三日坊主」を許容します。
三日坊主は決して悪いことではありません。
単に子どもの性格・性質に合っていなかっただけです。
「やってみて、ぴんとくるものがなかったからやめる」というわけです。
子どもの才能を見つけるために「やめる」という判断は大切です。
自分の「不向き」がわかったということです。
一方、やってみて、ぴんとくるものもあるでしょう。
数はとても少ないでしょうが、何か夢中になれたり、面白く感じたりすることがあるはずです。
おそらく、向いていることなのでしょう。
「これは自分に向いている。これは自分に向いていない」と向き・不向きを知るために、できるだけたくさん味わっておきます。
もしやってみて、何か楽しさや面白さを感じることがあれば、長く続きます。
もっと詳しく知りたい、もっとうまくなりたいという向上心や探求心も自然と出てきます。
「やってみて、飽きたからすぐやめる」という経験はあっていい。
それが許せる親になりましょう。
器の大きい親だからこそ、子どもは行動の幅が広がり、すくすく育っていくのです。