私の父と母は、昔から「やりたいことをやりなさい」という教育方針でした。
進路を選択しようとしたときも「自分の希望する道を選びなさい」と言いました。
大学で専攻を決めるときも「勉強したいことを勉強しなさい」と子どもに任せます。
職業を選択しようとしたときも「一番やりたい仕事を選びなさい」と言いました。
「とりあえず英語とパソコンの知識だけは必要だけどな」と親なりの希望を言いながらも、最終的な決断は私に任せてくれました。
逆に「塾に行きたくない」と言うと「行きたくなければ行かなくていい」と言ってくれる親でした。
シンプルでした。
もちろんやりたいことをやろうとして選んだ道は、険しいこともありました。
やりたいことをやって、すべてスムーズに進むわけではありません。
挫折を味わったり、悔しさを味わったりもしました。
しかし、です。
不思議なことに後悔だけはありません。
やりたいことをやっていたからです。
もしやりたいことを我慢していれば、おそらく「あのときやっておけばよかったな」という後悔ばかりが残っていたでしょう。
大学受験で失敗し、浪人生活を送ることもありました。
しかし、自分のやりたいことをやって選んだ道ですから、後悔はありません。
つらく悲しい時期も、全部成長に変わりました。
やりたいことをやっているうちは、後悔とは無縁です。
「自分の人生を自分らしく歩んでいる!」という実感があるからです。
これに勝るものはありません。
自分が望んでしたことですから、責任は自分に返って来ます。
うまくいかなかったとしても、成長として返ってきます。
このHAPPY LIFESTYLEがあるのも、親のおかげでもあります。
好きなことをやりなさいという教えが、今でも私の生き方の哲学になっています。
自主性を尊重させてくれた親に、大変感謝しています。
私は、幸せを感じる時間がほかの人より多いと思います。
やりたいことをやっているので、特に不満はないのです。