勉強の楽しさとは「わからなかったことがわかるようになる」という視野の広がりです。
スポーツの楽しさとは「できなかったことができるようになる」という技術の向上です。
子どもに言葉で伝えようとしても、わかりません。
わからせるには「体感」させるのが一番です。
自然とわくわくして、心臓の鼓動が高鳴る自分を発見できることでしょう。
自分が挑戦して、わからなかったことがわかるようになり、できなかったことができるようになるという喜びを感じてもらいます。
これがやる気の燃料になります。
自分から自発的に行動するようになります。
親は子どもに何かをやらせようとするとき「単にやってみなさい」という一方的な言い方はよくありません。
命令であり、強制です。
命令や強制をされると、気持ちが冷めてしまい、やる気も消えます。
新しい経験には不安が伴いますし、勇気が必要です。
自分からやろうとする積極性がないことは、なかなかうまく行動する気持ちが起きません。
もちろん最初から、世間体の話や成績の話はしないほうがいい。
世間体と聞くと周囲が気になりますし、成績と聞くと、体がこわばります。
最初から上手にできないといけないようで、なおさら挑戦しにくくなります。
では、どうすればいいのか。
あらゆることは「楽しさ」から教える方法があります。
宇宙の勉強をさせるときは、子どもの好奇心を刺激します。
「まっくらな宇宙にはたくさんの星があるんだよ。すごいね。宇宙はどこまであるんだろうね。不思議だね」
すると、子どもは興味を持って、自分から進んで勉強するようになります。
そのとき知識が増え、自分の視野が広がる感動体験が得られることでしょう。
スポーツでも勉強でも同じです。
サッカーを教えるときも、狙ったところにボールをけられるようになる楽しさ・嬉しさ・喜びを教えます。
これだけでいい。
初めからうまくできる必要はありません。
勉強であろうと、スポーツであろうと、楽しさを導くように教えます。
楽しんでいるうちに、自然と向上します。