不況に強い組織は、不況が来る前に準備をしています。
大木は、なぜ台風が来ても倒れないのか。
それは、深くて幅広い根を生やしているからです。
土の下で表には出ない部分ですが、そういう土台は確実に強さになります。
台風が来てから急いで根を伸ばそうとしても、無理な話です。
根を伸ばすためには、膨大な時間がかかります。
台風が来てから急いで根を伸ばそうとしても、そううまい話はありません。
普段、いかにこつこつした成長をして根を伸ばしていたかです。
台風が来たときに耐えられるかどうかは、実は台風が来る前の段階が重要です。
不況が来る前に企業は何ができるのかというと、こつこつした成長を積み上げることです。
急がず、焦らず、確実な成長をする。
何のことはない、一番の不況対策です。
むしろ楽をして成長をしたり、むやみに急いで成長しようとしたりすると危険です。
十分な土台がないため、いざ不況がきたときに、倒れやすくなります。
成長には時間がかかる。
時間のかかった成長こそ、本当の強さです。
根を深く広く生やした大木が台風に耐えられるように、時間のかかった成長をした企業ほど不況にも強くなるのです。