不況のとき、社員の士気が低下しがちです。
そのときに効くのは「表彰イベント」です。
1週間に一度、頑張った社員を選び出し、小さくていいので表彰式を開いて表彰します。
頑張った人は、社員からの投票でもいいです。
上司が選んでもいいでしょう。
表彰式というイベントで社内は明るくなるだけでなく、努力した人をきちんと認める効果があります。
「この会社は、頑張ってくれる人をきちんと認めてくれる会社だ」
社員の士気が高まり、生産効率が上がります。
この表彰するイベントでは、贈るのは表彰状だけでなく、もう1つ大事なものを贈れば、さらに効果は倍増します。
何を贈るのかというと「現金」を贈ります。
生々しく現金を、直接手渡しでOKです。
見ている社員の前でやれば、かなりインパクトのある光景です。
「お金を生々しく差し出すなんてよくない」
そう思っている場合ではありません。
人間、やはりお金が一番嬉しいです。
金額はいくらでもいいですが、たとえば1万円としましょう。
不況のときには、1万円でも大きいです。
頑張った人が表彰され、拍手でたたえられ、そのうえ現金1万円を手にしているところを見ると、単純に羨ましい。
「自分もお金が欲しい」
そう思い、社員のやる気が炎炎と燃えます。
社員にとって悪くない話です。
現金をもらって、嬉しくない人はいません。
不況のときにお小遣いがもらえると、得した気分になります。
経営者だけでなく、社員にとってもプラスになる話ですね。
もちろんこの表彰にはお金がかかります。
表彰式のたびに出費がありますが、考えてみれば大きな出費ではありません。
1万円で社員全員がやる気になるなら、効果としては安いものです。
社内が活気づき、社員の士気が一気に高まります。
会社側には、1万円以上の効果を上げることができることでしょう。
場合によっては、1万円ではなく2万円でも3万円でもいいでしょう。
また四半期ごとには、特別5万円へと金額を引き上げれば、より生産性は上がるはずです。