執筆者:水口貴博

不況を乗り切る経営者の30の心得

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不況に合わせて事業内容を変えることが、一番の不況対策。

不況に合わせて事業内容を変えることが、一番の不況対策。 | 不況を乗り切る経営者の30の心得

不況を乗り切るために、景気の状態や特色に合わせて、会社の事業内容を変えます。

根っから変える必要はありません。

自社の強みである軸をそのままにして、軸の周りを変えるだけです。

不況だからこそ人々が求めていることを想像します。

そのために会社は何ができるか、を考えます。

景気の悪さを逆手に取る。

所得の少ない時代なら、その時代に合った事業内容を考える。

これが一番の不況対策です。

では、具体的に「不況に合わせる」とは、どういうことなのでしょうか。

ここで、今HAPPY LIFESTYLEが取っている対策を紹介します。

こういうことはあまり公にしないほうがいいですが、まあ特別です。

たとえば、HAPPY LIFESTYLEでは定期的に本を執筆しては、サイト上で紹介しています。

大半は、私がそのときの気分に任せてテーマを考えています。

気分に任せるのは、はかどりやすいからです。

やはりやる気があれば、集中力も出て、仕事そのものが楽しくなります。

しかし、今は景気が悪い時代です。

そこで私は対策を考えました。

景気が悪い時期には多くの人が、不況らしいキーワードで、情報を探します。

「不況対策」

「節約」

「倹約」

「リストラ」

「生き残る」

不況には不況に関する情報を求める人が増えるため、こうしたキーワードの検索回数が、増えやすくなります。

私が取れる対策は、この不況に検索されやすいキーワードで執筆することです。

不況に合わせたコンテンツを紹介すれば、逆に不況のほうが、好調になる場合があります。

不況を逆手に取ります。

まさに今この瞬間も「不況」のテーマで書いています。

これも不況対策の1つです。

これそのものが不況を逆手に取った対策です。

不況を逆手に取って、売り上げが伸びそうなことを考え、突破口を見いだしましょう。

景気がよければ、そういう状態を生かす。

景気が悪ければ、そういう状態を生かす。

常にこの発想です。

逆に不況を味方にできます。

これが成功したとき、不況に強い企業が出来上がります。

「むしろ不況のほうが売り上げは伸びる」という、不思議な経験をするでしょう。

不況を乗り切る経営者の心得(4)
  • 景気の悪さを、逆手に取る。
給料が上がらないのは「期待を超える仕事」をしていないから。

不況を乗り切る経営者の30の心得

  1. 大不況こそ、企業の害毒を一掃する最高の機会。
  2. 経済を変えようとするのではなく、会社内部を変える。
  3. 過去の成功にしがみついている企業は、一瞬で不況の波に飲み込まれる。
  4. 不況に合わせて事業内容を変えることが、一番の不況対策。
  5. 給料が上がらないのは「期待を超える仕事」をしていないから。
  6. 「国や政府が助けてくれる」という期待は捨てる。
  7. 不況時、本物は生き残り、偽物は消えていく。
  8. 楽をして成長を急ごうとする企業は、不況にもろい。
  9. 時間のかかった成長ほど、不況に強くなる。
  10. 手抜きをしがち見えない部分を、あらためて強化しよう。
  11. 「強い者、頭の良い者が生き残るのではない。
    変化するものが生き残るのだ」
  12. もたもた始める改善は、思ったほど不況対策にはならない。
  13. コンコルドの失敗には、不況を乗り切る教訓が隠されている。
  14. 社員が陰で会社の悪口を言っているところは、倒産しやすい。
  15. いくら不況でも、お客さまへのサービスは手を抜かない。
  16. 不況を乗り切るには、お客さまへのサービスを強化・充実させればいい。
  17. 不況のときこそ、海外旅行へ行け!
  18. 「辞めたい」という社員を、無理に引き止めない。
  19. 不況の突破口は、お客さまからのクレームだった。
  20. 大不況のときこそ、社長は一番元気でいなければいけない。
  21. 頑張った人を表彰するイベントを、定期的に設ける。
  22. 現金をもらって、嬉しくない人はいない。
  23. 「不況」「不景気」という言葉は、禁句にする。
  24. お金に余裕がないとき、判断力は著しく低下する。
  25. 無理な買わせ方で売り上げを伸ばした会社ほど、不況時にあえぐ。
  26. 本当にお客さまの役に立ち、喜ばれている会社に、不況は関係ない。
  27. 調子が悪いときほど「夜遅く」ではなく「朝早く」。
  28. 希望退職者を募集すれば、穏便に人の削減が可能になる。
  29. いきなり人を切らない。
    「ワークシェアリング」と「教育」で乗り切れ!
  30. 不況とは、忘れかけていた何かを思い出させてくれる時期。
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