「気分が乗ってから趣味をやります」と言う人がいます。
気の長い話です。
気分なんて待つ必要はないのです。
さっさと趣味に取りかかりましょう。
気分が乗ってからやろうとすると、タイミングを逃します。
光陰矢のごとし。
もたもたしていると、あっという間に時間が過ぎます。
ようやく気分が乗ってきたと思えば、今度は趣味をする時間がないというオチなのです。
よくある話で、深くうなずいている人も多いのではないでしょうか。
気分は、趣味をしているうちに乗ってきます。
読書でもヨガでもスポーツでも何でもいいので、チャンスがあれば、とりあえず始めましょう。
「とりあえず」というと聞こえは悪いですが、まずアクションを起こさないことには前に進みません。
最初は気分が乗っていなくても、だんだん気分が乗ってきます。
先に体を動かすと、脳内のドーパミンが増えたり、報酬系が刺激されたりして、どんどんやる気や元気が出てきます。
これを「作業興奮の原理」といいます。
仕事や勉強にも言えることですが、気分は後から乗ってくるものです。
難しく考える必要はなし。
趣味なのですから、肩の力を抜いて取り組めばいいのです。
善は急げの精神で、さっそく取りかかってください。
だんだんテンションが上がってきて、調子も出てきます。
早く始めた分だけ、早く前に進めます。
気づくと、ノリノリになっていて、止まらなくなっているのです。