あなたの趣味には、締め切りがありますか。
もしあるなら、できるだけ排除するのがベターです。
趣味に締め切りを設けると、続けるうえでプラスよりマイナスに働く可能性が高くなるからです。
もちろん締め切りにはプラスの効果があります。
計画を立てやすくなったり、やる気や集中力を高めたりすることに役立ちますが、一方でマイナス面もあります。
締め切りを作ると「期日までに完了させなければいけない」というプレッシャーが生まれます。
余計なストレスを感じるようになり、遅れが生じると胃がきりきり痛み始めます。
間に合わなかったら、自分を責めて自己嫌悪に苦しめられたり、自信喪失につながったりします。
「したい趣味」が「しなければならない趣味」に変わってしまうのです。
趣味の良いところは「したいときにして、やめたいときにやめられる」という点です。
締め切りを作ると、せっかくの趣味の良さが半減します。
人間ですから、気分や体調に波があって当然です。
趣味をしたいときもあれば、したくないときもあります。
体調のいいときもあれば、悪いときもあります。
しばらく趣味から離れたい、休憩したいというときも当然あるでしょう。
締め切りを作ると、締め切りに追われる状況となりがちで、嫌々趣味をすることが増えます。
自分に鞭を打ってまで趣味をするのは大変です。
趣味を「楽しむ」ではなく「頑張る」になります。
趣味は、楽しめなくなったら終わりです。
結果として趣味が続かなくなるのです。
試験や大会など、あくまで短期的というケースであればいいのですが、普段趣味を楽しむときは、締め切りはないほうがいい。
締め切りによるプレッシャーに耐えられなくなり、ついには趣味をやめてしまう結果となるのです。
趣味を長く続けるなら、マイペースが欠かせません。
マイペースにいくなら、締め切りを作らないほうがうまくいくのです。