食事をおいしく楽しむコツはどこにあるのでしょうか。
「目」と「鼻」にあるのです。
朝食、昼食、夕食。
今日食事のとき、きちんと目で味わいましたか。
鼻で香りを楽しみましたか。
食べる前に、まずじっくり見るのです。
そして匂いを嗅いで香りを楽しむのです。
ろくに食事を見ることも嗅ぐこともなく、ぱくっと口に入れる人が少なくありません。
忙しかったり時間がなかったりして早く食べたいのかもしれません。
早食い・ながら食いが癖になっている人もいるでしょう。
腹を満たすことさえできればいいと考える人もいるはずです。
食事は、舌で味わうだけではありません。
目や鼻でも味わうものです。
じっくり食事を見て、しっかり香りを嗅いでから食べると、よりいっそうおいしさが感じられます。
シンプルな食事ですら、贅沢に感じられます。
香りがないように思える食べ物でも、きちんと香りはあります。
視覚・嗅覚の刺激が増えるので、味付けが薄くても、よりいっそうおいしく感じられるのです。
食事の量は少なくても、満足度が上がります。
調味料に頼るのは後の話です。
ほんの数秒でいいのです。
食事のときは、まず目と鼻で味わってから食べましょう。
視覚と嗅覚を研ぎ澄ませ、集中してください。
集中力は、あればあるほどいい。
「おいそうだなあ」「いい香りだなあ」という食の感動が増えます。
食事をおいしく楽しむコツは、目と鼻にあるのです。