忘れ物をしたとき、どうするかです。
「あれ、おかしいな。ないぞ、ないぞ。どこかに落としたのかなあ」
お店で忘れ物をすることがあります。
カフェ、レストラン、スポーツジムなどなど。
うっかりカバンに入れるのを忘れていたようで、後からないことに気づくのです。
高額なものであれば、迷うことなく全力で探します。
心当たりのあるお店が近場なら、探しに戻ります。
距離が遠いなら、電話をかけるでしょう。
心当たりのある場所を探して、なければ店員さんに「落とし物の届けはないですか」と確認をお願いします。
お店には忘れ物帳があって、一定期間保管しているのが一般的です。
店員さんに聞けば、スムーズに確認してもらえます。
高額なものを紛失するとダメージが大きいので「どうか見つかってほしい」と願いながら必死になるでしょう。
心当たりのあるお店が複数あれば、それぞれのお店に足を運ぶなり電話をするなりして、労を惜しまないはずです。
問題なのは「安価なもの」の場合です。
100円のボールペンや消しゴムなど、ちょっとしたものであれば「まあいいか」「また新しいものを買えばいいか」と思いがちです。
安価なものは、なくしてもダメージが小さい。
わざわざ探すのが手間暇だったり、お店に問い合わせるのが面倒だったりして、スルーすることが多いのではないでしょうか。
しかし、ここは大切な場面です。
やはりきちんと探す努力をするのがいいのです。
交通費やガソリン代のほうがはるかに高く付くのなら話も変わりますが、近場であれば、すぐ行けるはずです。
心当たりのあるお店があれば、足を運んで忘れ物を確認します。
100円のものであっても、手間暇をかけるだけの価値はあります。
直接足を運ぶのが大変なら「電話」という手段があります。
電話代なんて小さなものです。
問い合わせる暇手間は少しかかりますが、大したことではありません。
電話をかけて、店員さんに落とし物の確認をお願いするだけのことです。
また同じものを買えばいいと思いますが、安価なものでも、安価なりのお金がかかります。
100円のボールペンだとしたら、100円の余分な出費が必要になります。
安価なものであっても「愛着のある一品」ということもあるはずです。
忘れ物が見つかれば、余計な出費をしなくて済むのです。
安価なものでも、できるだけ探す努力をしたい。
たかが100円、されど100円です。
足を運ぶなり電話をするなりして、きちんと探す努力をすることが大切です。
こういう行動ができる人が、すてきな人なのです。