「1日くらいでは何もできない」と言う人がいます。
たしかに長い時間が必要とされることなら、1日は短すぎる時間に思われます。
試験勉強や大きな仕事などは、1日だけでは到底時間が足りず、歯が立ちません。
「1日ではちょっと」と言いたくなるものです。
しかし「何もできない」は言いすぎです。
1日の可能性を否定しないことです。
「1日くらいでは何もできない」と言う人は、1週間あっても1カ月あっても行動しません。
結局のところ、行動しない口実にしているのです。
「1日では何もできない」と考えるのではありません。
「1日なりにできることがある」という考え方でいくことです。
1日は24時間あります。
分に換算すると1440分、秒に換算すると86400秒です。
こう考えると、意外と多くの時間があることに気づかされるのではないでしょうか。
完全に時間がゼロなら何もできませんが、少ないながらも時間はあれば、できることはあります。
1日あれば、1日になりにできるのです。
動画サイトでは「1日の勉強で○○試験に合格できるか」という企画を見かけることがあります。
もちろんたいていは1日の勉強で合格できることはありません。
案の定、目標に届かずの結果となることが定番です。
それでも意外と悪くない成績を取っていて「あともう少しで合格できそう」というケースが多いのです。
合格には手が届かなくても、ある程度のことはできます。
たった1日とはいえ、本気で集中してやれば、意外とできてしまうということです。
1日の可能性を信じることです。
「1日しかない」と考えるのではなく「1日もある」と考えましょう。
本気で集中すれば、潜在的な能力を発揮できます。
知恵を働かせれば、ショートカットできる道が見えてきます。
行動しなければゼロですが、行動すればプラスです。
1日の可能性を信じると、道が開けます。
奇跡が起きる可能性もゼロではないのです。