ある芸能人が、SNSで暴言を投稿したため、炎上することになりました。
もちろん暴言は誰にでもあることですが、その暴言が一発アウトの一言だったのです。
後日釈明文を出しましたが、そこにも致命的な誤りがありました。
謝罪文に苦しい言い訳が含まれていました。
謝罪するときは、言い訳をしないのが鉄則です。
ただでさえ言い訳はNGですが、そこに取って付けたような下手な言い訳があり誠実さが見られず、火に油を注ぐこととなりました。
大炎上が止まらず、結局その人は、芸能界活動を休止することとなったのです。
謝罪するときには、余計な言い訳はせず、全力で「ごめんなさい」をすることに尽きます。
素直に謝罪をして、自分の非を認めるだけにするのが得策です。
言い訳をすると、保身の印象を与えてしまい、火に油を注ぐことになりかねません。
取って付けたような言い訳をしたところで、相手に嘘と見抜かれ、ますます悪印象となるのです。
自分は大丈夫と思っていても油断はできません。
遅刻をしたとき「遅くなってすみません。電車が遅れてて……」と言い訳をする人。
忘れ物をしたとき「すみません。寝不足で朝ばたばたしてまして……」と言い訳をする人。
仕事でミスがあったとき「申し訳ございません。ちょっと疲れがたまっていて……」と言い訳をする人。
心当たりを感じる人も多いのではないでしょうか。
頭ではわかっていても、いざ謝罪の場となると、つい言い訳をしていることがあるものです。
口癖になっていたり油断があったりなど、気づかないうちに言っていることがあります。
トラブルのときは気が動転して、いっぱいいっぱいになっていることが多いもの。
振り返ってみることが大切です。
謝罪文を提出しなければいけないこともあるでしょう。
書いてすぐ提出するのではなく、一晩置くのが得策です。
夜に書いたり興奮した状態だったりすると、冷静に内容をチェックできないことが多い。
一晩置いて頭を冷やすと、違和感のあるところに気づけます。
また提出前、信頼できる人にチェックしてもらうことも有効です。
ほかの人にチェックしてもらうことは大事です。
余計な文言が含まれているなら、指摘してもらえます。
冷静に判断できる自信がないなら、冷静に判断できる人にお願いすれば、ダブルチェックとなってミスの防止につながるのです。