やることをやったのに不安が止まらないときはありませんか。
「不安を紙に書き出した。改善を考え、きちんと対策をした。できることはすべてやった。にもかかわらず不安が止まらない」
対策済みにもかかわらず、不安が止まらないときがあるかもしれません。
対策も何もしていなくて不安になるのであれば当然ですが、きちんと対策をしたうえで不安になるのはおかしなことです。
何かに呪われているような感覚を覚えるかもしれませんが、そうではありません。
やることをやっても不安が止まらないのは、不安が心の癖になっています。
体の癖があるように、心にも癖があります。
対策済みにもかかわらず不安を感じることほど無駄なことはありません。
不安が心の癖になっているなら「自分で自分をなだめる」という方法が有効です。
自分で自分をなだめることはおかしなことではありません。
「なだめる」は、人からされるものと思われがちですが、自分で自分をなだめることも大いにありです。
対策済みなら、胸を張って堂々と自分をなだめてください。
受験生が、志望校に合格できるか不安なときがあるでしょう。
きちんと勉強しているにもかかわらず不安が止まらないときは、自分で自分をなだめましょう。
「きちんと勉強しているから絶対うまくいくよ」
「毎日やるべきことをやっているのだから大丈夫だよ」
すっと不安が消えていき、心が軽くなるでしょう。
スポーツの試合本番前に不安が止まらないときも、自分で自分をなだめましょう。
「やることはきちんとやっているのだから胸を張ろうよ」
「たっぷり練習したよね。雨の日も風の日も頑張ったよね。しっかり練習を重ねてきたのだから大丈夫」
厳しいトレーニングの日々を思い出しながらなだめると、さらに効果的です。
インフルエンザの不安が止まらないときもあるでしょう。
「マスクも手洗いもしている。予防接種もすべて受けた。できることはすべてやっているから安心だよね」
「きちんとやるべきことはやっているよ。何も心配はいらないね」
対策済みを根拠に自分をなだめれば、すんなり納得ができて、不安な気持ちも落ち着いてくるでしょう。
自分が喜ぶ言葉を自分に言ってください。
きちんと対策を立てたのですから、自信を持つことです。
自分が聞きたい言葉を、自分に言い聞かせるだけでいいのです。
自分をなだめることも、自己管理の1つです。