今あなたが抱えている不安は、命に直接関わることでしょうか。
もし命に直接関わることなら不安になるのも当然でしょう。
命があっての人生です。
死んでしまえば、もうどうすることもできません。
しかし、もし命に直接関わることでなければ、ひとつ言えることがあります。
それはささいな不安にすぎません。
あまりに小さなことであり、もはや不安と言うほどでもありません。
自分ではそう思えないかもしれませんが事実です。
厄介に思えても、冷静に考えれば、意外と大したことではないと気づくはずです。
受験が迫っていて、合格に不安があるとします。
たとえ受験がうまくいかなかったとしても、命にまったく影響しません。
一瞬、目の前は真っ暗になるかもしれませんが、命に別条は1ミリもなし。
進路変更は必要になるでしょうが、選べる道はたくさん残っているはずです。
気持ちを切り替え、また新たな進路を進めばいいことです。
好きな人がいて告白に不安があるとします。
断られたとしても、命までは取られません。
せいぜい落ち込んで涙を流すくらいでしょう。
地球上には、まだまだすてきな人がたくさんいます。
泣くだけ泣いてすっきりしたら、また別の恋愛にチャレンジすればいいことです。
就職活動で面接に不安があるとします。
面接に落ちたとしても命に関係しません。
ちょっと自信をなくして落ち込むこともあるでしょうが、そこで人生が終わるわけではありません。
世の中にはまだまだたくさんの会社があります。
元気を取り戻したら、また別の会社を受ければいいことです。
不安が現実になったとしても命までは取られません。
命に直接関わらないことなら何でもありません。
たとえ最悪の事態になったとしても、命さえあれば何とかなります。
ちょっと慌てたり落ち込んだりするかもしれませんが、すぐ回復して立ち直れるでしょう。
だからそんなに悩まないでください。
不安が膨らんで、ちょっと大げさに考えているだけです。
大げさに考えている自分に気づいてください。
ささいな不安をわざわざ大げさに膨らませて落ち込むことほど愚かなことはありません。
命さえあればどうとでもなります。
死ぬことはないのですから深く考えすぎないようにしましょう。
ささいな不安ですから気持ちを楽にしようではありませんか。
「ささいな不安に悩んでいておかしいね」と自分を笑ってしまいましょう。
命に直接関わること以外は、ささいな不安にすぎないのです。