人生は有限です。
生きているかぎり、いつか私たちは寿命を迎えます。
これは命があるものの定めであり、免れることはできません。
不老不死の人はいません。
人生は長い旅ですが、いつか終わるときがやってきます。
私たちは、死から逃れられない運命があり、必ずいつか死を迎えることになっています。
人生を80年とすれば、日数に換算して、およそ30000日です。
少し長生きをして90年としても、およそ33000日です。
さらに長生きをして100歳の天寿を全うするとすれば、およそ36000日です。
人によって寿命は異なりますが、少なくとも有限であるのは間違いありません。
ここで気づいてほしいことがあります。
「命は有限」ということは「食事回数も有限」ということです。
食事とはいえ、無限に楽しめるわけではありません。
死んでしまえば、もう食事を楽しめません。
大好物を一口も食べることができなくなります。
実際は有限であり、回数制限があります。
死んでしまえば、食事をしたくてもできなくなります。
当たり前のことですが、あらためて自覚しておきたいところです。
どの食事も、有限の1回であることを理解してください。
人生の食事回数はどのくらいになるのでしょうか。
1日3食を前提に考えるとします。
人生を80年とすれば30000日となり、およそ90000回です。
少し長生きをして90歳まで生きたとすればおよそ33000日になり、およそ100000回です。
もちろん人によって寿命が違うため、正確にはわかりません。
早死にする人もいれば、長生きする人もいます。
1日2食のときもあれば、1日4食のときもあるでしょう。
食事回数は状況に応じて変わりますが、1つ確実に言えるのは、有限ということです。
食事回数は有限であることを自覚すれば、食への意識が高まるはずです。
1回1回の食事を大事にする意識が芽生えるでしょう。
食事は、大事にしてしすぎることはないのです。
「無限に食事を楽しめるわけではない」と思うことです。
有限の事実に気づけば「いただきます」「ごちそうさま」という言葉が、いつも以上にずっしり重く感じられるはずです。
食事を「宝物」として考えてください。
食事という名の宝物を味わっていると思えば、感謝と幸福感が増すでしょう。
食事は、素晴らしいことであり、ありがたいことです。
たとえ質素な食事であろうと、真剣に受け止めることが大切です。
今日もあなたは、そんな限りある食事の1回を楽しむところです。
貴重な1回として存分に楽しみましょう。
平凡な食事かもしれませんが、貴重な1回です。