食事をおいしくいただくためには、一食一食を大切にしましょう。
1日3食であれば、朝・昼・晩の食事を大切にします。
私たちの人生は、食事の連続です。
食べることは、動物であれ植物であれ、命をいただく行為です。
大切にしてしすぎることはありません。
食べることができるおかげで、私たちは生きています。
一食一食を大切にすることで、生活全体の幸福度が高まり、食生活も豊かになります。
一食一食を大切にすることに異論を唱える人はいないでしょう。
では、一食一食を大切にすれば十分なのでしょうか。
ここがポイントです。
もちろん一食一食を大切にするのは素晴らしいことですが、それだけで満足しないことです。
もっと小さな単位で考えてください。
「一食一食」ではなく「一口一口」です。
食べ物を一口ずつ口に運ぶたびに、喜びを感じてください。
「おいしい!」
「いい味だなあ!」
「なんておいしいのだろう!」
一口ごとにじっくり味わいましょう。
舌の神経を研ぎ澄ませ、おいしさに集中して、全力で味わいましょう。
受け身になって感じるのではなく、積極的に感じ取るようにしてください。
口に食べ物を運ぶたびに感動してください。
おいしさに浸って、しみじみしてください。
一口ごとに感謝の念を捧げましょう。
一口一口が、味との出会いです。
一口一口がより精神的なものとなります。
一口一口を大切にするから、一食を大切にできます。
一食一食を大切にするから、1日の食事を大切にできます。
1日1日の食事を大切にするから、日々の食生活が豊かになっていくのです。
まず目の前にある食事の、一口から大切にしてください。
飲み物であれば、ごくっと飲み込む1回を大切にしましょう。
今日に限らず、これから一生心がけたい食習慣です。