メディアを通して謝罪会見を見にすることがあります。
多くの記者や報道陣を前に、深く頭を下げて謝罪の意を表し、トラブルについての詳細説明や質疑応答が行われます。
謝罪会見でよくある失敗があります。
にやけた表情を見せたばかりに失敗するケースが少なくありません。
謝罪の場で、笑顔は厳禁です。
半笑いもNGです。
笑えるようなやりとりがあったとしても、笑いません。
謝罪の場ですから、むしろ笑顔になってはいけない場面です。
にやけた表情を見せると、謝罪の印象が半減します。
軽く捉えているように見えます。
被害者が見れば、感情を逆なですることにもなりかねません。
自分は真剣に謝罪しているつもりでも、少しでも半笑いがあれば、悪いほうに解釈されます。
たとえそれが一瞬であっても、笑顔は笑顔です。
マスメディアは、その一瞬の笑顔を切り取って大々的に報道します。
当然ですが、ジョークやユーモアも厳禁です。
謝罪の場は、重く堅苦しい雰囲気に包まれます。
ちょっと面白いことを言ってやろうと思うことがあるかもしれません。
プレゼンでは、ジョークやユーモアで場の雰囲気を和ませるのが定番ですが、謝罪会見では一切不要です。
うっかりジョークやユーモアを言おうものなら大変です。
「誠意が足りない」「軽んじている」と思われ、せっかくの謝罪が台無しになります。
どれだけ頭を下げようと、どれだけ謝罪の言葉を述べようと、そこに笑顔があると、一発でアウトです。
謝罪の場では、終始真剣な表情を見せるのがベストです。