トラブルが発生したとき、逆ギレには注意しましょう。
トラブルのときは、その対応に忙しくなって、身も心も余裕がなくなります。
心身の消耗が激しかったり、疲労で頭が回らなかったり、睡眠不足になったりするものです。
厳しい状況に追い込まれると、トラブルの加害者にもかかわらず、被害者のような意識が芽生え始めます。
「どうして私がこんなひどい目に遭わないといけないのだ」という被害者思考が強くなります。
だんだん腹が立ってきて、逆ギレしそうになるのです。
これは絶対NGです。
加害者も大変かもしれませんが、被害者はもっと大変です。
加害者が逆ギレをすると、ますます被害者は心証を悪くします。
過去、集団食中毒事件が発生した際「私は寝てないんだ」という発言をして、非難を浴びた社長がいました。
トラブルを起こした側にもかかわらず、逆ギレ発言をすることで、世間から猛烈な批判を受け、さらなる信頼低下を招きました。
逆ギレ発言をすれば、火に油を注ぐことになり、ますますトラブルが悪化します。
心の中で思っていても、それを口に出さないことが大切です。
言いそうになったら、喉のところでぐっとこらえるようにしましょう。
キレそうになったら、その場から離れたり、手を洗ったり、深呼吸をしたりするといった、落ち着きを取り戻す工夫が有効です。
被害者の前で逆ギレは厳禁なのです。