複雑な問題に直面することがあります。
多くのタスクを処理しなければいけなかったり、細かい段取りを考えなければいけなかったりすると、頭がごちゃごちゃします。
複雑な問題は、やるべきことも複雑で難しいように思われます。
しかし、それは気のせいです。
複雑な問題は、そう感じるだけにすぎません。
複雑に感じるのは、頭だけで考えるからです。
数学問題を暗算で解けと言っているようなものです。
誰でも「難しい」と感じます。
頭の中はぼんやりして一時記憶も弱い。
計算に時間がかかるだけでなく、計算ミスも起こりやすくなってしまい、いいことはありません。
大切なのは「視覚化」です。
複雑な問題に直面したら、紙に書き出してください。
やるべきことややらなくていいこと、優先順位や段取り、仕事の量や納期、必要な金額や時間などなど。
どれだけ複雑な問題でも、紙に書き出せばシンプルになります。
やるべきことが10あろうと20あろうと関係ありません。
やるべきことが一目瞭然でわかります。
時にはボリュームのあるタスクを片付けなければいけないときもあるかもしれません。
ボリュームのあるタスクは、2つに分けましょう。
2つに分けてもまだ大きいなら、さらに分けます。
簡単に感じるくらいまでタスクに細分化すれば、簡単に取り組めます。
それだけのことです。
「複雑そうに見えたけど、これだけなんだね」と拍子抜けするでしょう。
頭で考えているから複雑に感じるのであって、紙に書き出して視覚化すれば、シンプルであることに気づかされます。
どれだけ複雑な問題も、紙に書き出して整理すれば、シンプルになるのです。