ピンチを乗り越えようとするとき、完璧な解決策を考えようとしがちです。
ここが落とし穴です。
完璧な解決策はありません。
完璧な解決策を考え始めると、いつまで経っても見つかりません。
何か1つを完璧に解決しようとすると、別の問題が浮上します。
「この方法もダメ、あの方法もダメ、どうすることもできない」となり、何も決められず、何も実行できなくなります。
パーフェクトな方法があれば、誰も苦労しません。
もしあるなら、それはただの夢物語です。
大切なことは「現実的な最善策」です。
つまり「今の自分にできるベストを尽くす」ということです。
理想ばかりを追い求めるのではなく、現実的にうまくいく方法の中からベストと思われる策を選びます。
最善策であれば、いくつかの実現可能な案が見えてくるはずです。
ある程度の妥協を受け入れることも大切です。
少々妥協することがあっても、それが現時点の最善の選択であれば、結果として良い未来につながります。
数ある方法の中からベストと思われる方法を選べば、それで十分です。
そこから道を切り開いていくのです。
目安は、60点から70点の範囲です。
だいたいうまくできていれば良しとします。
行動しながら、70点、80点、90点と上げていけばいいのです。
完璧な解決策ではなく、現実的な最善策でいきましょう。
最善策であれば、すぐ決断、すぐ実行できるのです。