問題が複数あったとき、あなたならどれから手を付けますか。
どの問題も、重要性・緊急性は低いものとします。
まず難しい問題から取りかかるのは得策ではありません。
解決に手間も時間も取られます。
所要時間の予測が難しく、どんな方法で進めていけばいいかも不明です。
いざ始めてみると、思った以上に時間が取られることも少なくありません。
難しい問題は、疲労もストレスも大きくて、ようやく解決できたときにはエネルギーを使い果たしていることも多い。
へとへとに疲れ果てていると、次の問題に取りかかることも難しくなるのです。
賢くスマートにいきたいなら、解決できる問題から取りかかるのが得策です。
学校の試験では、1番から順に解くより、解ける問題から解いていくのが正攻法ですが、これは日常の問題についても同じこと。
解決できる問題は、所要時間の予測が立てやすく、どんな方法で進めていけばいいのかぱっとわかります。
スムーズに仕事が進み、比較的短時間で解決します。
解決できる問題を解決すると、タスクが1つ消化されるので、心労が減ってすっきりします。
達成感も得られることで調子がついて「よし、次にいこう!」と勢いづきます。
面白いことに1つ問題を解決すると、慣れができたり、他の問題にも応用できる知見が得られたりします。
「今まで解決法がわからなかったけど、そうか、こういう方法があるね!」となる。
最初は解決法がわからなかった問題でも、1つ問題を解決することで、解決法が見えてくるケースがあります。
結果として、次の問題に取りかかりやすくなるのです。