立派に見えるのと、立派であるのとは、別問題です。
きれいな服を着ている人であっても、心が汚れている人かもしれません。
堂々としている人であっても、偉そうにしているだけかもしれません。
早口で話す人は、自分の劣等感を繕おうとしているだけかもしれません。
見た目と実際は、必ずしも一致するとは限りません。
立派に見せるのは、お金と知恵さえあれば、何とかなります。
何もできない人でも、スーツを着て髪型を整えれば、立派に見えるでしょう。
立派に見せるのも結構ですが、もっと大切なのは、立派な行動をする人になることです。
人が評価されるのは、その人が果たした行動です。
自分は何も行動しないであれこれ言う人は、ただの評論家です。
歴史を振り返ればわかるとおり、評論するだけで偉業を成し遂げた人はいません。
言うだけなら、誰でもできます。
どんなに立派なことを言っても、何も行動していなければ、立派とは言えません。
大切なのは、立派に見せる人ではなく、立派な行動をする人になることです。
どれだけ人を助け、社会に貢献できたかです。
世の中に貢献できさえすれば、年齢・性別・学歴を問わず、すべて立派な人です。
たとえ見かけは地味で無口の人でも、立派な偉業を果たしたなら、立派な人なのです。