公開日:2021年7月11日
執筆者:水口貴博

落ち着いた人になる30の方法

  • 落ち着いた人だから、
    落ち着いた服装をするのではない。
    落ち着いた服装をするから、
    落ち着いた人になる。
落ち着いた人になる30の方法

落ち着いた人になるとは、モテる人になるということ。

「モテる人にはなりたいが、落ち着いた人には興味がない」という人がいます。
モテる人になりたい人は多くいる一方、落ち着いた人になりたい人は少ないもの。
しかし、ここはよく誤解されやすいところです。

落ち着いた人だから、落ち着いた服装をするのではない。
落ち着いた服装をするから、落ち着いた人になる。

服装には「気分」に影響をもたらす力があります。
明るい服を着ると明るい気分になり、華やかな服を着ると華やかな気分になります。
スポーツウェアを着ると、体を動かしたい気分になるでしょう。

人の品性が現れるのは、言葉遣い。

人の品性はどこに表れるのでしょうか。
「言葉遣い」です。
伝えることは同じでも、言葉遣いで相手に与える印象は大きく変わります。

落ち着いた人は、階段を1段ずつ上がる。
急いでいるときでも、1段飛ばし・2段飛ばしをしない。

階段を上るときの足元を振り返ってください。
1段飛ばしをしていませんか。
もちろん1段飛ばしが悪いわけではありません。

むかむかしても、耐える。
いらいらしても、我慢する。

むかむかしても、耐えなければいけないときがあります。
いらいらしても、我慢しなければいけないときもあります。
しかし、どんなに腹が立っても、逆上だけはいけません。

上品を意識するなら、連打は避けること。

エレベーターに乗ったとき、降りたいフロアのボタンを押します。
このとき連打で押していませんか。
パソコンのキーボードやゲームのコントローラーであれば、まだいいのです。

言い訳することは、癖になる。
言い訳しないことも、癖になる。

いつも言い訳をする人がいます。
遅刻をしたとき、素直に謝らず「渋滞のせいです」「電車遅延のせいです」と言い訳します。
仕事でミスをしても、素直に謝らず「タイミングが悪かっただけです」「電話がかかってきたせいです」と言い訳します。

嫌な人は、対人スキルを磨くために存在する。

嫌な人がいたとき、どう接するかです。
学生時代までは嫌な人がいても関わらなければいいだけでした。
無視したり距離を置いたりすればOKでした。

「年齢」を重ねるだけで大人になるとは限らない。
「成長」を重ねることで大人になる。

大人になるとはどういうことでしょうか。
年齢を重ねるだけで大人になるとは限りません。
年齢は、意思や努力に関係なく誰でも重ねることができます。

ドアや引き戸を「ばんっ」と閉めない。
クローザーが付いていても、頼りすぎないこと。

ドアや引き戸を「ばんっ」と閉めないことです。
私たちの日常生活には至るところにドアや引き戸があり、触れない日はないでしょう。
部屋やトイレにはドアがあり、台所や押し入れには引き戸が一般的です。

用件に入る前の雑談に要注意。
雑談はあっても、余計な無駄話は不要。

用件に入る前の雑談が長くなっていませんか。
雑談はあっていいのです。
重苦しい空気や堅苦しい雰囲気があると、なかなか用件を言いにくいこともあります。

とげのある言葉に注意する人はいても、とげのある雰囲気に注意する人は少ない。

とげのある言葉には注意しましょう。
たとえば、乱暴な言葉、冷たい言葉、下品で汚い言葉です。
とげのある言葉は相手を不快にさせたり嫌な気持ちにさせたりします。

急に大きな音が聞こえたときこそ、平常心。

盲導犬になる訓練の1つに「急に大きな音を聞かせる」というメニューがあります。
たとえば、目の前で風船を割ったり、車のクラクションを鳴らしたりなどです。
急に大きな音が聞こえる状況は、日常ではまれにあること。

褒められたい気持ちを捨てれば、スピードが出る。

スピードを出すにはどうすればいいのでしょうか。
褒められたい気持ちを捨てることです。
世の中は今、承認欲求を満たされたい人であふれかえっています。

美しい花を見ながら、雑な電話はできない。

いらいらしているときは、電話対応が雑になりがちです。
言葉遣いが乱れる。
話し方がぞんざいになる。

「緊張しないように」と考えてはいけない。
「リラックスするように」と考えるのが正解。

本番前「緊張しないように」と考える人がいます。
「緊張しないように……。緊張しないように……」
自分に言い聞かせるように、何度も繰り返し考える人が多いのではないでしょうか。

「うるさい」と怒鳴る人が、一番うるさい。

「うるさい!」
子どもがにぎやかに騒いでいるとき、親が子どもを怒鳴りつける光景をときどき見かけます。
「今すぐ静かにしてほしい」

朝のスタートダッシュは、当日に決まるのではない。
前日の晩に決まる。

朝にスタートダッシュをしようと思う人は、朝に頑張りがちです。
目覚ましが鳴ったら、しゅっと飛び起きる。
ぐっと気合を入れ、さっと仕事に取りかかる。

雑用だから雑にやっていいわけではない。
雑用だからこそ丁寧にこなそう。

雑用にはさまざまな種類があります。
コピー、掃除、ごみ捨て、お茶くみ、電話対応、資料整理。
そうした雑用を「雑」に処理する人がいます。

緊急のトラブルが発生したときは、復旧・応急処置が最優先。
原因追及は後で行う。

事故やトラブルが発生したとき、何を最優先にするべきでしょうか。
復旧・応急処置です。
事故やトラブルが発生したとき「何がいけなかったのだろう。どこが悪かったのだろう」と原因を追及したがる人がいます。

重要な意思決定は冷静なときに行う。
冷静でないときに重要な意思決定を行わない。

冷静でないときに重要な意思決定を行わないことです。
感情が乱れが大きいときは、冷静なときではありません。
たとえば、焦っているとき、怒りを感じているとき、気分が落ち込んでいるときです。

マイペースを無視すると、途中棄権を招く。
マイペースを尊重すると、無事にフィニッシュできる。

フルマラソンで途中棄権する人には、ある傾向があります。
途中でペースを上げすぎているのです。
一緒にランナーが途中からペースを上げると「負けてたまるか」と悔しくなり、ペースを上げてしまいます。

焦りを感じていないから冷静とは限らない。

「私は焦っていないから冷静になっている」と考える人がいます。
たしかに焦りを感じていなければ冷静になっているように思えますが、実際はわかりません。
ここで注意したいのは「焦りを感じていないから冷静とは限らない」という点です。

大切な事実は、早く知っておくほうがいい。

大切な事実は、できるだけ早く知っておいたほうがいいのです。
「人生の楽しみがなくなる」という人がいますが、楽しみとは別です。
後悔しない生き方は、人生の早い段階で知っておくほうが、対処も早めにできます。

入れ替わりでトイレの個室に入るとき、扉が閉まり切る前に入らない。
きちんと扉が閉まって、3秒置いてから入る。

トイレの個室を利用しようとしたところ、すでに誰かが入っていました。
ドアノブのところが鍵マークや赤マークになっていると、使用中であることがわかります。
そばで待っていて、しばらくしてトイレから出てくれば、入れ替わりで入ります。

焦るのがいけないのではない。
焦って判断を誤ることがいけないのだ。

焦るのは悪いことではありません。
人間は完璧な生き物ではありません。
焦るのは誰にもでもあることです。

常に冷静でいると、疲れにくくなる。

なぜ冷静になりたいのでしょうか。
余計な疲れを感じたくないからです。
冷静を欠くと、疲労感が生まれます。

悪口を喉のところで止めたあなたは偉い。
きちんと我慢できた自分を褒めよう。

とっさに悪口を言いたくなりました。
むっとすることがあって、心がざわざわして、悪口を言いたい衝動に駆られることがあるでしょう。
悪口のセリフが頭に浮かんで、口が動き始めたその瞬間です。

あたふたしている自分も、人から見ると滑稽に見える。

あたふたする状況になったとき、客観的に自分を見てみてください。
第三者の立場になったつもりで、他人の視点から自分を眺めてみましょう。
あたふたしているときには独特の様子があります。

冷静な人が成功する。

成功するための条件の1つが「冷静」です。
いつも感情に流されていては、スムーズな仕事は困難です。
感情のコントロールが未熟だと、冷静な思考できなくなって仕事に支障をきたします。

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