ドアや引き戸を「ばんっ」と閉めないことです。
私たちの日常生活には至るところにドアや引き戸があり、触れない日はないでしょう。
部屋やトイレにはドアがあり、台所や押し入れには引き戸が一般的です。
ドアや引き戸の開閉はいつもしていることですが、品性に関係するシーンの1つです。
乱暴な閉め方をすると、大きな音と振動が響きます。
周りの人を驚かせてしまい、びくっとさせてしまうでしょう。
「怒っているのかな」と誤解を招くこともあるかもしれません。
荒っぽい閉め方をすると、隣の部屋や上下の階まで聞こえることも少なくありません。
ドアや引き戸は壁と接しているので音や振動がよく響きます。
荒っぽい印象が出てしまい、品性の欠如につながります。
日頃から丁寧な閉め方を心がけたい。
ドアや引き戸を閉めるときは、音を立てないように閉めましょう。
特に注意したいのは、忙しいときや急いでいるときです。
時間に余裕がないときは所作が雑になりがちですが、こういうときこそ慎重になりたい。
まったく音を出さないようにするのは難しいですが、小さな音に抑えることならできるはずです。
できるだけ丁寧な閉め方をして、音が出ないように心がけましょう。
最近はクローザーの付いたドアや引き戸をよく見かけるようになりました。
クローザーが付いていれば、中途半端に手を離しても、ゆっくり自動で閉まります。
大きな音が出る心配もありません。
クローザーは便利な装置ですが、だからといって頼りすぎるのはよくありません。
途中で手を離す動作を体が覚え、癖になってしまいます。
世の中にはクローザーの付いていないドアや引き戸がたくさんあります。
クローザーの付いていないドアや引き戸を閉めるとき、いつもの癖で手を離してしまい、大きな音が響きます。
クローザーが付いていたとしても、最後まで手で丁寧に閉めたほうが上品です。
確実に静かな閉め方ができるのです。