階段を上るときの足元を振り返ってください。
1段飛ばしをしていませんか。
もちろん1段飛ばしが悪いわけではありません。
私たちの日常では、早く階段を上がりたいと思うことがあるもの。
時には階段を1段飛ばしで上がることもあるでしょう。
1段飛ばしのほうがささっと階段を上っていけます。
1段飛ばしはちょっと大股になるだけのことなので難なくできるでしょう。
特別急いでいるときは、2段飛ばし・3段飛ばしで上がる人もいるかもしれません。
時間に余裕のないときは、それも悪くありませんが「落ち着き」を意識したいなら注意したいポイントです。
落ち着きを表現するなら、階段は1段ずつ上るのがエレガントです。
落ち着いた人は、階段を1段ずつ上がります。
焦っているときでも、1段飛ばしはありません。
ゆっくり落ち着いて、1段ずつ丁寧に足をつけて上がります。
足元も、つま先だけで上がるのではなく、きちんとつま先とかかとをつけて上ります。
階段を早く上がりたいときもあるでしょう。
急いでいるときは、足の動きを速くすることで上がるスピードを調整します。
どんなときでも1段ずつ上がるほうが、落ち着いている様子を表現できます。
結果として落ち着きを表現できるのです。
落ち着きを心がけているなら「階段は1段ずつ上がる」という当たり前を徹底してください。
特にフォーマルシーンでは意識を徹底しておきましょう。
1段ずつ上がることの意義は、落ち着きの表現だけではありません。
ゆっくり落ち着いて階段を上がることになるため、けがや転倒のリスクも下げます。
階段でつまずいて転げ落ちてしまうと、大きなけがになりやすい。
大きなけがは特別な場面で起こるとは限らず、意外と日常場面でも起こります。
特に階段は段差があってつまずきやすいため注意が必要です。
今まで特に気にせず1段飛ばしをしていたなら、今日から1段ずつ上がることを意識してみてください。
あなたの品格は、階段を上るときの足元に現れます。