用件に入る前の雑談が長くなっていませんか。
雑談はあっていいのです。
重苦しい空気や堅苦しい雰囲気があると、なかなか用件を言いにくいこともあります。
雑談には雰囲気を柔らかくして場を和ませる力があります。
雑談は、ショーの前座のようなものです。
前座で雰囲気を温めておけば本番が盛り上がりやすくなるように、雑談があると商談にもプラスの作用をもたらします。
商談では、いきなり用件から始めるより軽い雑談から始めたほうが、スムーズに進みやすくなるでしょう。
しかし、雑談はあっていいのですが、だらだら長くならないことが重要です。
余計な無駄話は不要です。
用件に入る前の雑談が長くなっていませんか。
いくら場を和ませるとは言え、度が過ぎると逆効果です。
ビジネスでは、スピードが命です。
余計な無駄話があると、貴重な時間を消耗します。
だらだら長々しい雑談は完全に無駄話であり、邪魔でしかありません。
商談における雑談は「1分」です。
できるだけ最小限に抑えたほうが、スマートな印象になります。
長くても「3分」が上限です。
3分を超えた雑談は余計な無駄話になってしまいます。
雰囲気がたるんでしまい、かえって商談に悪影響を及ぼすのです。
ゴルゴ13の主人公デューク東郷がクライアントと会ったときは、いつもシンプルな一言です。
「用件を聞こうか」
余計な無駄話はありません。
いきなり本題に入ろうとします。
相手の用件がぐだぐだしてわかりにくいときは「要点は何だ!」とぴしゃりと言い放ちます。
これがかっこいいのです。
必要最小限の雑談に抑えることで、お互いの時間を大切にできるのです。