とげのある言葉には注意しましょう。
たとえば、乱暴な言葉、冷たい言葉、下品で汚い言葉です。
とげのある言葉は相手を不快にさせたり嫌な気持ちにさせたりします。
とげのある言葉は刃物と同じです。
短い一言であっても、相手にショックを与え、心を傷つけます。
時にはぐさりと深く突き刺さり、トラウマとして残り、人生に暗い影を落とすことがあります。
はるか昔に言われたことでも、意外とよく覚えているもの。
日頃から言葉遣いを意識しているあなたなら、とげのある言葉には注意を払っていることでしょう。
では、とげのある言葉だけ注意すれば十分かというと、そうではありません。
もうひとつ見落としがちなポイントがあります。
それが「とげのある雰囲気」です。
とげのある言葉だけでなく、とげのある雰囲気も、人を傷つけます。
とげのある雰囲気は刃物となり、空気を通していつの間にか相手を傷つけることがあります。
怖い雰囲気だったり、ぴりぴり張り詰めた空気だったり、不機嫌な態度や表情だったりです。
恐怖・緊張・威圧が伝わってくる嫌な空気があるでしょう。
言葉を発していなくても、相手にストレスを与える点は同じです。
雰囲気も、非言語メッセージの1つです。
とげのある雰囲気は相手の心を傷つけます。
とげのある言葉と同じように、時にはぐさりと突き刺さって、トラウマとして残ることもあります。
とげのある言葉に注意する人はいても、とげのある雰囲気に注意する人は少ないもの。
とげのある雰囲気も人に優しくありません。
「私は何も傷つけるようなことは言っていない」と主張しても、雰囲気を通して傷つくことがあります。
とげのある言葉に注意するのはもちろんですが、とげのある雰囲気にも注意を向けてください。
言葉も雰囲気も優しく柔らかいほうが、人に好かれます。