突然ですが、質問です。
「内気な性格は、よい性格か、悪い性格か」
あなたならどう答えますか。
おそらく大半の人は「内気な性格は悪い性格」と答えるでしょう。
たしかに表向きは、元気のない様子が目立ったり、雰囲気が暗かったりして、ネガティブな印象があるかもしれません。
気が弱くて、社交性が乏しく、友人が作りにくいこともあります。
おどおどした雰囲気が出ていると、近寄りがたい雰囲気が出ることもあります。
気持ちを態度に表せないと、人付き合いでつまずくこともあります。
受け身で消極的では、人生を切り開く力が弱くなります。
一般的に「内気な性格」という言葉には、あまりポジティブな印象がありません。
そのため「内気な性格は悪い性格だ」と考える人が多いのではないでしょうか。
しかし、ここに誤解があります。
実のところ、内気な性格が悪い性格とは限りません。
内気な性格とは、おとなしく控えめなことをいいます。
周りから見て、地味に映るかもしれませんが、だからといって内気が悪い性格とは限りません。
内気な性格が悪い性格と考えているなら、すでに先入観にとらわれていて、頭の固い大人になりかけている証拠です。
内気な性格は、生かし方次第で、素晴らしい性格にできます。
たとえば、1人で行う仕事です。
人との関わりが少なく、1人で黙々と行う仕事なら、性格の特性を十二分に発揮できるでしょう。
おとなしく控え目な性格が強みに変わり、存分に生かせるでしょう。
人との関わりがなくても、安定した精神状態で、仕事を続けていけます。
高い集中力を発揮でき、大きな結果を出せるはずです。
また、内気な性格は、おとなしく控えめなことをいいますが、言い方を変えれば「常に冷静」とも言えます。
大事な場面では、感情に流されず、冷静な思考ができ、正しい判断を下せるでしょう。
意外なことですが、内気だからこそリーダーにふさわしいこともあります。
世の中には、内気なリーダーが大勢います。
内気を強みとして生かせば、悪い性格とは言えないのです。
大切なことは「生かし方」です。
どうか内気な性格を悪い性格と決めつけないでください。
内気が悪いと思い込んでいると、ネガティブな見方しかできなくなります。
「悪い性格」という思い込みにとらわれず、生かし方を工夫してみてください。
内気な性格は、内気な性格なりに、素晴らしいところがあります。
内気な性格を生かせる仕事をすれば、むしろ武器になるでしょう。
自分では魅力的に感じなくても、他の人からは魅力的と映ることもあるでしょう。
内気な性格も、生かし方次第で、強みに変わるのです。