内気な性格を改善するなら「ある癖」をやめましょう。
それは「人と比較する癖」です。
人と比較する癖に心当たりはありませんか。
人と比較したくなるのは人間のさがですが、だからといって、そのままにしておくのはよくありません。
人と比較するたびに、自分の内気な性格が浮き彫りになります。
「あの人は話し方が上手。それに比べて自分は下手……」
「あの人は積極的で素晴らしい。それに比べて自分は消極的……」
「あの人は勇敢で行動力がある。それに比べて自分は臆病者……」
人と比較するたびに、自分の欠点や弱点が目に付き、ため息をつく。
自分の価値が低いような錯覚を覚え、自分のことを「情けない人間」と感じてくるようになります。
たとえ自分のほうが勝っていても、上には上がいるものです。
もっとすごい人と比較すると、やはり劣等感に苦しむでしょう。
劣等感が肥大していきエスカレートすると、コンプレックスに変わることも少なくありません。
だんだん自分に自信がなくなり、内気な性格に発展してしまうのです。
もう人と比較する癖はやめましょう。
人と比較するのは悪い癖。
比較をやめる心がけが大切です。
人と比較する癖を直すための、便利な言葉があります。
「人は人。自分は自分」です。
人と比較する癖が出そうになったら「人は人。自分は自分」と言い聞かせ、振り切ってください。
人がどうであろうと、自分には関係ありません。
人に流されず惑わされず、マイペースを大切にしましょう。
自分より能力がはるかに高くても気にしないこと。
慣れないうちは、比較したくてむずむずするかもしれませんが、ぐっと我慢することです。
なかなか比較の癖が直らないなら、直るまで「人は人。自分は自分」という言葉を何度も言い聞かせましょう。
回数に制限はなし。
副作用も一切ありません。
比較の癖が直るまで何度でも言い聞かせましょう。
わざと目に付くようにするのも賢い工夫です。
手帳やカレンダーに書き込むのもよし。
紙に書いて壁に貼っておくのもよし。
デスクマットの下に入れておくのもよし。
パソコンの壁紙にするのもアイデアです。
目に付くように工夫すれば、常に自戒を意識できます。
人と比較する癖がなくなれば、周りが気にならなくなり、自分に集中できるようになります。
自分の気持ちや考えに集中しやすくなることで、自然と心が強くなります。
比較にとらわれない考え方が完全に定着すれば、内気な性格も改善されています。