内気な性格を改善するなら「言葉」を改善しましょう。
内気な性格の人は、普段からネガティブな言葉をよく使う傾向があります。
「怠ける」「逃げ出したい」「失敗するかもしれない」といった弱気の言葉。
「悲しい」「つまらない」「面白くない」「絶望的」「意味がない」といった暗い言葉。
「やりたくない」「今さら手遅れ」「どうせうまくいくわけがない」といった消極的な言葉。
自分が発する言葉を一番聞いているのは、自分です。
ネガティブな言葉を使っていれば、性格もネガティブになります。
「自分の口から発した言葉は、すべて自分に跳ね返ってくる」と考えてください。
普段からネガティブな言葉を多用していると、自分自身がその影響を受けて、なかなか内気な性格を改善できないのです。
そこで心がけたいのは「ポジティブな言葉」です。
できるだけネガティブな言葉は控えるようにして、ポジティブな言葉を使っていくようにしましょう。
「頑張る」「立ち向かう」「必ず成功させる」といった強気の言葉。
「嬉しい」「楽しい」「面白い」「希望的」「有意義」といった明るい言葉。
「やってみたい」「今なら間に合う」「きっとうまくいく」といった積極的な言葉。
もちろん何もかもポジティブな言葉にするのは難しいですが、ポジティブな言葉を増やすことならできるはずです。
「ネガティブに考えることしかできない」という場面もあるかもしれませんが、本当にそうでしょうか。
ネガティブなことであっても、見方や考え方を工夫すれば、ポジティブに考えることができるはずです。
「雨が降っていて嫌だ」と言いそうになれば「今日は雨を楽しもう」と言い換えましょう。
「もうダメかもしれない」と言いそうになれば「ここからが正念場」と言い換えましょう。
「1パーセントしかない」と言いそうになれば「100回やれば、1回当たる」と言い換えましょう。
遠回りになる場面があれば「いい運動になる」と考えればいい。
運が悪かったら、発想を転換して「厄払いができた」と考えればいい。
失敗することがあれば「成功のヒントが得られた」と考えればいい。
難しいことは1つもありません。
難しく思えるなら、難しく見えるだけ。
難しく思えますが、しょせん「癖」にすぎません。
「つい悪いほうに考える癖」があるなら「つい良いほうに考える癖」に変えればいい。
すべて発想の転換です。
癖の内容を変えるだけですから、本気になれば難しくないはずです。
ポジティブ思考を意識すれば、自然とポジティブな言葉が増えます。
性格が変わるから言葉が変わるのではありません。
言葉が変わるから性格が変わるのです。
言葉は、性格に影響を与える力があります。
積極的にポジティブな言葉を増やしていきましょう。
ポジティブな言葉を使えば使うほど、内気な心が改善されていくのです。