あるとき、困難に直面することがあります。
困難があれば、とっさに「やめたい」「逃げ出したい」と思うでしょう。
「つらいのは嫌だ」
「ストレスを感じたくない」
「面倒くさいことはやりたくない」
内気な人は気が弱く、消極的であるため、困難を避けたがります。
何とか上手な言い訳を考え、困難から逃げる方法を考えることが多いでしょう。
しかし、困難にひるんではいけません。
困難に直面したときこそ、内気を改善するチャンスだからです。
困難とは、言い換えれば、心を鍛えるトレーニングです。
内気な性格を改善するためには、ある程度のストレスを乗り越えることが大切です。
課題に取り組んで、悩んで苦しんでもがくからこそ、心と頭が鍛えられます。
難しいから避けるのではなく、難しいから立ち向かう価値がある。
困難に立ち向かい、乗り越えることで、内気な心を改善していけます。
「困難だからやめておこう」ではありません。
「困難だからやってみよう」です。
つまり困難は、内気な性格を改善する絶好の素材なのです。
あまり難しく考えないでください。
困難とは言え、永遠に続く課題でもないでしょう。
失敗したとしても、命までは取られないはずです。
難易度の高いゲームに挑戦する気持ちで取り組んでみようではありませんか。
困難に直面したからとはいえ、まだ挫折や失敗が決まったわけではありません。
あなたの努力と頑張りしだいで、乗り越えられる可能性はあるでしょう。
たとえ可能性が1パーセントしかなくても、ゼロではないのですから、チャンスがあります。
「嫌だ、嫌だ」と抵抗しながら取り組むのではありません。
「楽しそう。面白そう」とわくわくしながら取り組みましょう。
せっかく困難に直面したなら「運が悪い」と嘆くのではなく「運がいい」と喜びましょう。
ガッツポーズで喜んでもいいくらいです。
手のひらに汗がにじんできたら「飛び込んでいけ」というサインです。
あなたの進行を阻む壁を乗り越えることで、心を強く鍛えることができます。
困難に直面したときこそ、内気を改善するチャンスなのです。