内気な人は、意識が内側を向いています。
「自分は周りからどう思われているのか」
「周りからどう見えているのだろうか」
いつも他人が自分をどう見ているかを気にしています。
もちろん自分を意識するのはいいのですが、意識をしすぎている状態です。
「自分、自分」というふうに、意識しているのは自分のことばかり。
考えているのは自分のことばかり。
他人への気遣いが少なく、気配りがおろそかになっています。
意識が内側を向いていると、自意識過剰になります。
いつも人目が気になって、びくびくおどおどするようになり、内気な性格がエスカレートします。
意識が内側を向いているかぎり、内気な性格を改善するのは難しいのです。
内気を改善したいなら、意識は、内側ではなく外側に向けましょう。
「あなた、あなた」と考えるようにするのです。
自分のことばかり考えるのではなく、周囲を見渡す余裕を持ちたい。
できるだけ相手に興味を持つようにしましょう。
相手への気遣いを増やし、できることを考えるようにします。
気になったことがあれば、質問してみましょう。
話のネタになり、仲良くなるきっかけにもなるでしょう。
相手のために自分は何ができるか考えてみましょう。
何か思いついたら、思うだけで終わらせず、きちんと行動に移します。
褒めたり、感謝したり、手伝ったりすると喜ばれます。
相手への配慮を心がけましょう。
相手の立場を考え、失礼がないよう注意します。
相手が嫌がる話題には触れないようにして、喜ばれる話題を振るようにすれば、心地よい会話が実現できます。
意識を外側に向けると、注意も外に向くため、内気な性格から注意をそらせます。
結果として、勇気が出たり積極的になれたりするのです。
意識の向く方向を変えるだけですが、性格にも影響するポイントです。
意識を外側に向けることで、余裕が生まれ、心も大きくなります。
日頃から外側に意識を向ける習慣にしておきましょう。
意識を内側に向けると、自意識過剰になります。
意識を外側に向けると、内気な性格が改善するのです。