内気な性格を改善したいなら、堂々とすることが大切です。
「内気な性格だから堂々とできない」
たしかにもともと内気な性格の人が急に堂々とするのは、少し不自然に感じるでしょう。
不安や心配があるのに、堂々とするのは、違和感を覚えるはずです。
自信がないのに堂々とするのは、自分に嘘をつくことにもなります。
「堂々とするのは、自信ができてからするものだ」
そういう認識が一般的ではないでしょうか。
しかし、ここに誤解があります。
私たちの心や気持ちは「態度」から影響を受けます。
にこにこしていると、表情の筋肉から脳に信号が伝わります。
「この人は元気がある」と認識した脳は、ドーパミンやベータエンドルフィンの分泌を促します。
ドーパミンは別名「やる気ホルモン」と呼ばれ、ベータエンドルフィンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれます。
脳からの指令によってこれからの物質を放出した結果、本当に元気になります。
堂々とした態度になると自信が出るのも、これと同じ原理です。
堂々としていると、体の筋肉から脳に信号が伝わります。
「この人は自信がある」と感じた脳は「テストステロン」というホルモンの分泌を促します。
テストステロンは男性ホルモンの一種ですが、別名「自信ホルモン」とも呼ばれています。
テストステロンの影響によって、じわじわ心が引き締まっていき、本当に自信が出てくるようになるのです。
信じられないなら、今すぐ試してみましょう。
胸を張って、背筋をピンと伸ばします。
顎を引いて、前を向きます。
にこにこした笑顔が加われば完璧です。
堂々とした態度を3分ほど続けていると、だんだん気持ちが強くなっていくことを実感できるはずです。
そして、気持ちが強くなると、やる気・元気・勇気が出やすくなるので、行動力も出てきます。
結果として、内気な性格が改善されていくのです。
内気な性格が改善するから、堂々とできるのではありません。
堂々としているから、内気な性格が改善するのです。
内気な性格だからこそ、まず堂々とした態度になりましょう。
演技でいいので、堂々とした態度を続けましょう。
下手な演技でも大いに結構。
たとえ心の中は不安や心配でいっぱいであっても、態度だけは堂々とすることです。
自信にあふれた態度は、見た目もスマートです。
最初はストレスを感じますが、習慣にして慣れていきましょう。
堂々としていることが当たり前になると、だんだん気持ちに変化が現れ、内気な性格も改善していきます。