部屋のドアは、開けたら閉めます。
収納のドアも、開けたら閉めます。
トイレのドアも、開けたら閉めます。
ドアを開けたままにするのは不作法です。
ドアを開けたら、きちんと閉めるのがエチケットです。
ところが世の中には、開けたままにしてもいいドアが1つだけあります。
あなたの心のドアです。
あなたの心のドアだけは、開けたままでもOKです。
心のドアは、閉めるものではなく、開けておくもの。
むしろ開けたままにしておくことがエチケットです。
心のドアを閉めたままにするのはよくありません。
心のドアを閉め切っていると、2人の間に壁ができ、距離ができます。
打ち解けにくくなって、出会いやコミュニケーションの妨げになります。
たしかに個人的な話は、心理的な抵抗があって話しにくいでしょう。
「笑われたらどうしよう」「変な人と思われたらどうしよう」と思うと、なかなか自分から心を開くのには勇気がいります。
言いにくい話もあるでしょうが、心を閉ざしてばかりでは、仲良くなれる人も仲良くなれません。
警戒心も強すぎると、かえって悪影響です。
心のドアを締め切っていると、柔軟性が失われ、さびついてしまい、ますます開けにくくなります。
心のドアは開けたままにしましょう。
「自己開示をする」ということです。
身の上話はすべてネタです。
心を開いてざっくばらんに話したほうが、話が盛り上がり、打ち解けやすくなります。
過去の失敗談は、すべて笑い話のネタに変えましょう。
恥ずかしい失敗談であればあるほど、面白い話になります。
過去の失敗は、笑い話にすることで克服できます。
笑い話のネタにすれば、過去の失敗体験が役立ったことになります。
出会いに恵まれている人は、いつも心がオープンです。
心のドアが開けたままになっています。
楽しいことがなくても、普段からにこにこした笑顔を見せています。
積極的に自己開示をして、どんどん自分のプライベートを話していきます。
失敗談もお構いなしに話します。
笑われようとばかにされようと、楽しければそれでいいと考えています。
自分のプライベートを話していくから、相手も心を開いてくれるようになり、瞬く間に仲良くなっていけます。
心のドアを閉めているなら、今すぐ開けましょう。
閉まりかかっているなら、もう一度大きく開いてください。
開放的な雰囲気が出てきて、周りの人は近づきやすくなります。
心のドアを開けたままにしておくと、そこから幸運や幸せが舞い込んできます。