「また会いたい」と思われる人になるためのポイントの1つ。
それは「次に会う口実を作ること」にあります。
次に会う口実を作ることは、それほど難しくありません。
「相手が気になる何か」を作り出せばいいのです。
人は誰でも、自分が勧めたことはその後が気になるもの。
ましてや自分が勧めたことは責任も感じるため、気になって仕方ありません。
忘れようにも忘れられない。
心の中で引っかかり、自然と相手から気にかけてもらえます。
この心理作用を生かすことで「また会いたい」と思ってもらう状況を作り出せます。
たとえば、相手から面白い映画を教えてもらったとします。
普通に「ありがとうございます」と感謝するのもいいですが、ここでさりげなく次のセリフを言ってみます。
「さっそく今週中に見てみますね。今度会ったときに感想を伝えますね」
こういう言い方をすれば、相手は自分がおすすめした映画の印象が気になります。
「今週中に見る」といった具体的な言い方をすれば、本気で見ようとしていることが伝わります。
自分がおすすめしたことは、少し責任も感じるため気になるもの。
「映画を見てくれたかな。どうだったかな」
自然と気になってしまうため、また会いたくなります。
相手からおすすめのレストランを教えてもらったとします。
この場合も心がけることは同じです。
「さっそく食べに行ってみますね。今から食べに行くのが楽しみです。今度会ったときに感想を伝えますね」
こういう言い方をすれば、相手は自分がおすすめしたレストランの印象が気になります。
「レストランに行ってくれたかな。気に入ってくれただろうか」と気になって、また会いたくなります。
このタイミングで「今度感想を伝えるのでまた会いませんか」と誘えば、スムーズに了承してもらえるでしょう。
自然な感じで次に会う口実を作れます。
相手に勧められたことは、試してみることを宣言することが大切なのです。
次に会う口実を作るときは「さりげなく」がポイントです。
話の流れに沿ってさりげなく口実を作ると、相手も自然に聞き入れてくれます。
相手は「その後が気になる」と思い、そわそわします。
そして「また会いたい」と思うようになるのです。