面接室に入室する際、ドアが閉まっているとは限りません。
場合によっては、面接室のドアが最初から開いている場合もあるでしょう。
あるいは、そもそもドアのない部屋もあるはずです。
面接室の入室といえば、ノックが基本ですね。
欧米の映画では、ドアが開いていても、わざとノックして、入室を知らせる場面を見かけることもあります。
さて、面接室のドアが最初から開いている場合、ノックは必要でしょうか。
基本的に、不要です。
ノックの意味とは本来、ドアを開けて、入室を知らせる合図。
「ドアを開けます。入ってもいいですか」というサインです。
最初からドアが開いている状態なら、開ける合図の意味がないため、不要なのです。
ただし、完全に無言で入室するのはよくありません。
名前を呼ばれたら、大きな声で「はい」と言います。
入り口の手前で一度立ち止まり「失礼します」という挨拶とお辞儀をしてから、入室しましょう。
退室する際も、最初からドアが開いたままなら、締める必要はありません。
不安があれば「ドアは閉めたほうがよろしいでしょうか」と尋ねてもいいでしょう。
この考え方は、ドアのない面接室でも同様です。