就職活動について、学生と面接官に、認識のずれがあります。
能力と人間性の優先度についてです。
学生の場合、就職活動で重視されるのは、学歴や資格など、能力面を考える傾向があるようです。
受験勉強の名残もあるのでしょう。
たしかに学力こそ、能力の基本指標です。
就職活動でも有利に働く場面が多くあります。
今まで、学力さえあれば困難も乗り越えられたため、就職活動でも、学力こそ重要な要素であると思いがちです。
しかし、面接官は、能力以上に重視していることがあります。
人間性なのです。
能力は、足りなくても後から補えますが、人間性は、後から変えるのが難しい。
そのため面接官は、能力より人間性を重視する傾向があります。
いくら能力が高くても、人間性が欠落していれば「仕事を任せられない」と思い、採用をためらいます。
能力を気にするくらいなら、人間性を磨くほうが、現実的です。
誠実で、明るい性格。
素直で、謙虚な姿勢。
積極的で、ポジティブ思考。
他人への思いやりがあり、優しい心を持っている。
幸い人間性は、心がけによって、今からでも磨けます。
日頃の行動を少しずつ変化させていきましょう。
時間はかかりますが、見える世界が変わり、内面もゆっくり変わっていきます。
能力が低くても、人間性がよければ、奇跡を起こすチャンスがあるのです。