成果主義と能力主義。
同じ意味だと思う人もいるかもしれませんが、厳密にはそれぞれ意味が異なります。
成果主義とは、従業員の報酬や昇進を、長年の功績でなく、仕事の成果を基準に決める考え方です。
つまり、結果がすべてです。
一定期間内の目標達成度で成果を評価して、賃金や昇進などに反映させようとする考え方です。
結果によっては、報酬に大きな差が出ます。
能力主義とは、個人の能力発揮の程度に応じて、賃金や昇進などを定める考え方です。
成果主義は、結果がすべてですが、能力主義は、個人の能力まで配慮されます。
成果に至るまでの取り組みや、過去の実績なども考慮して、待遇を決めます。
能力はあるにもかかわらず、たまたま結果につながらなかった人にも配慮された制度です。