履歴書と職務経歴書。
それぞれの違いを簡単に言えば、次の一言です。
「履歴書は人生のあらすじ。職務経歴書は仕事のあらすじ」です。
履歴書は、人生の概略を説明したものです。
名前・住所・電話番号などの、基本的な個人情報です。
小学校から今まで、どんな学校をいつ卒業したのか、経歴のあらすじを書きます。
趣味や特技なども記載して、データのような書き方になるのが特徴です。
履歴書は、手書きが一般的です。
文字の書き方や美しさなどから、応募者の人柄を確認する意味があるからです。
一方、職務経歴書には、仕事に焦点を当てた概略を記載します。
たとえば、職務内容・業績・所属・職位・部下の人数などです。
「履歴書では書き切れなかった仕事の詳細を、職務経歴書に書く」というイメージです。
職務経歴書は、手書きよりパソコンで作成するのが一般的です。
作成された資料の様子から、資料作成の能力を確認する意味があるからです。
履歴書と職務経歴書を1枚にまとめたいところですが、性質や目的が異なるため、別々に分けるのが一般的です。