裁量労働制とは、仕事の時間や進め方を労働者の判断に任せる制度です。
具体的な規則を企業から指示されないため、労働者の都合に合わせて自由に決めることができます。
能力主義型の雇用制度の1つであり、労働基準法でも正式に定められている制度です。
裁量労働制は、使用者が具体的に指示するのが難しい業務でよく見られます。
たとえば、デザイナー・コピーライター・経営計画などです。
こうした業務では、仕事の遂行方法・手段・時間配分などを使用者が決めにくいため、労働者の判断に任せます。
労働者の裁量に委ねられている労働制度であるため、より高い遂行能力が求められます。
ただし、裁量労働制の具体的な内容は、企業によって異なります。
すべてが完全に自由というわけではなく、実際は一部に条件を設けている場合もあります。