「自己紹介をお願いします」
そう面接官から言われた後「では次に、自己PRをお願いします」と言われることがあります。
自己紹介と自己PR。
違いがわからなければ、返事に困るでしょう。
どちらも同じ意味と思いがちですが、厳密には異なります。
簡単に言えば「自己紹介は人生の紹介。自己PRは強みの紹介」です。
それぞれ意味が異なるため、異なる説明を準備しておくことが必要です。
自己紹介とは、自分の概要を紹介することです。
名前・生年月日・年齢・出身・住所・学歴など、自分の概略を紹介します。
ただし、履歴書に書いてあることを淡々と答えるのではありません。
自分らしい生き方を表現しながら説明すると、人物像がわかりやすくなります。
「○○大学、○○学部、○○学科、○○専攻の○○と申します。昔から創作活動に興味があり、○○高校では文系に進み、大学では○○をテーマにして○○を学んできました。その他の活動としては○○を達成した経験があります。本日は、どうぞよろしくお願いいたします」
興味を盛り込んで話をすることで、人生の流れに意味があり、面接官の心を動かしやすくなります。
自己PRとは、自分の強みを紹介することです。
長所・特技・成功談・貴重な経験などです。
ただし、淡々と強みをアピールするだけでは不十分です。
強みを紹介しながら「企業にどう貢献できるか」という点を絡めて答えるのが、ポイントです。
「私は、昔から凝り性という強みがあります。1つのことを始めると、結果が出るまで夢中になる性格です。この性格を生かし、御社の商品開発や研究などで、結果を出せる自信があります」
企業の利益と絡めて強みを話せば、価値のある人物としてアピールしやすくなります。