もちろん修飾語は使っていいのです。
ここで注意したいのは、あくまで「大げさな修飾語」です。
修飾語を大げさにすると、偽りに聞こえやすくなるため、かえって信用を下げる場合があります。
印象的な言葉にするとは、大げさな修飾語を使う意味ではありません。
たとえば、笑顔をアピールするとき、次のような言葉があるとします。
「どんなときも太陽のような笑顔を心がけ、燃えるように熱い愛を込めて、仕事に全力で体当たりします」
笑顔を強調したいのはわかります「太陽のような」「燃えるように熱い」などの修飾語が、少し大げさですね。
修飾語が目立ちすぎると、肝心の内容がすっと頭に入ってきません。
言葉を印象的にするなら、修飾語を大げさにするのではなく、シンプルな言葉の範囲で工夫するのが得策です。
「私は笑顔が大好きです。どんなときにも笑顔を心がけ、相手を明るい気持ちにさせていきます」
シンプルで素直な言葉ですが、笑顔に対する前向きな姿勢がしっかり伝わりますね。
すっと頭に入り、じんわり心が温まり、後味のよい言葉です。
また、キャッチフレーズとして表現するのもいいアイデアです。
「『つらいときこそ笑顔』をモットーに、いつも元気で前向きに取り組みます」
キャッチフレーズにすれば、強く心に刻みつけられるため、シンプルな言葉でも印象的になるのです。