「ああ、無駄だったな」
そんな口癖に心当たりはありませんか。
役立たないとわかれば「無駄」と思いたくなります。
時間も体力もお金も有限です。
貴重な資源が有効に活用されなければ「無駄だった」と思いたくなる気持ちもあるでしょう。
しかし、ありのまま「無駄」と考えるのは、いい習慣ではありません。
経験を完全否定している言葉だからです。
否定のニュアンスが強すぎます。
時間も体力もお金も、すべてを否定しています。
すると、そんな経験をした自分まで、無駄に感じてきます。
「無駄」が口癖になっていると、だんだん自分の人生が嫌になってくるのです。
だから落ち込みやすい人には「無駄」という口癖がよく見られます。
「無駄」と思う習慣はやめたほうがいいです。
もし、役立たない経験があれば、こう考えましょう。
「いつか役立つだろう」です。
今は役立たないかもしれませんが、いつか役立つことでしょう。
あらゆる体験は、すべて蓄積されます。
覚えていなくても、潜在的に覚えています。
蓄積された体験によって、今後の決断・判断・選択の参考になります。
直感力として、生かされることもあるでしょう。
意識をしていなくても、無意識のうちに、変わった形で生かされるはずです。
「無駄」という口癖をやめることで、無駄のない人生が送れます。