毎年経験するのが、台風です。
台風は毎年あることなので、恒例行事となっているところがあります。
温暖化や気候変動の影響で、年々大きな被害をもたらす台風が増えています。
台風が発生すれば、メディアでは盛んに注意喚起が行われます。
特に勢力の強い台風の場合、仰々しいワードが使われることも少なくありません。
「100年に一度」
「最強クラス」
「観測史上最大」
「過去に例のないほどの強さ」
「命を守る最善の行動を」
ところが、仰々しい注意喚起の割に、実際は普通の台風で終わるケースがあります。
「大げさに言っているわりに大したことではないか」と思う。
「必要以上にあおっている」という印象を受けることもあるかもしれません。
こうした「思ったほどではなかった」というケースを何度も経験していると、だんだん「台風慣れ」をしてきます。
天気予報士が口を酸っぱくして注意する言葉が耳に入らず、台風を甘く見てしまう傾向が出てくるのです。
「大げさに言っているけど、どうせ今回も大したことないだろう」
こういう受け止め方になったら、イエローカードです。
やはり油断は禁物です。
台風の注意喚起があれば、いま一度耳を傾けて、しっかり用心をしてください。
特に「最強クラス」「観測史上最大」「100年に一度」といったフレーズが登場すれば、特別強い台風であることがわかります。
実際に100年に一度かどうかは別として、そのくらい大きい台風であることは間違いありません。
窓の補強、強風対策、水や食糧の確保など、しっかり備えをしてください。
猛烈な雨風に備え、最善の行動を取ることです。
もちろん普通クラスの台風であっても、油断はできません。
台風という時点で、最大風速が毎秒17.2メートル以上であることが確定していて、普段の雨風とはレベルが違います。
大きな被害がもたらされ、命を落とす人もいるのですから、油断は禁物です。
幸い、台風は前もって確認できるのが特徴です。
台風の発生が確認できてから接近するまでタイムラグがあるので、余裕があるうちにしっかり備えておきましょう。
何もなければ、それはそれで良かったと考えれば済むことです。
被害がなくても、きちんと備えができたことは認めたい。
毎回「初めて経験する台風」のつもりで対応するのがベストです。
何度経験しても、台風慣れをしてはいけないのです。