人と会話をするとき、矛盾やつじつまが合わないことがあります。
「空は大好き」と言いますが「夜空は怖い」というような話です。
どちらも空であることには変わりなく、矛盾しています。
「アイスクリームは、体に悪いよ」と言った本人が「暑いね。アイスクリームが食べたいね」ということもあります。
「あれ、おかしいな」と思うことがあっても、あまり細かく突っ込まないことです。
このとき、どうするかです。
考え方は、時と場合によって、変わるものです。
「少しつじつまが合わないな」と思うことがあっても、深く考えすぎないのがコツです。
時と場合によって、本人の価値観や基準が、少し変わったのでしょう。
変わるのはおかしいと思いますが、そもそも人間は、完璧にはできていません。
完璧にできないのですから、発言や考えも、少しくらい矛盾があるものです。
多少の矛盾があってこそ、人間らしいと言えます。
何でも形式にこだわって考えるのではなく「まあ、そういうこともあるよね」と考えるほうが、楽です。
ときどきは、矛盾があっても、良しと考えます。
ときどきは、つじつまが合わなくても、いいだろうと考えます。
堅苦しく考えすぎず、おおむね合っていればいいのです。
幅を広げているほうが、コミュニケーションの幅が広がります。
少しくらい矛盾があっても、いらいらしなくなります。
リラックスした気分で、聞きやすくなり、返事もしやすくなります。
お互いのためにも、堅苦しい形式にこだわりすぎないほうがいいのです。