ある日の仕事中、光にまつわる不思議な出来事に、2つ、遭遇しました。
まず1つ目の光にまつわる不思議な出来事は、職場で仕事中の事でした。
職場の同僚と、一緒に仕事をしていたときのことです。
同僚は、何かいつもより不機嫌そうな表情をしているように見えました。
私は「何かあったの」と尋ねると、同僚は「いつもと変わらないよ」と答えます。
では、なぜ同僚は不機嫌そうな表情に見えたのか。
理由は単純でした。
部屋が薄暗かった。
部屋が薄暗いと、顔に影ができやすくなります。
その顔にできた影のせいで、不機嫌そうな表情に見えているだけでした。
いつもと変わりない表情でも、薄暗いところの場合、不機嫌そうな表情に見えてしまいます。
「なんだ、暗いから怒っているように見えただけか」
意外な光の効果に、驚きました。
2つ目の光にまつわる不思議な出来事は、昼間に職場で起こりました。
ある日「これからはエコの時代だ」ということで「エコ活動」を始めるようになりました。
その活動の一環として、昼間は電気を消すことになりました。
昼間は仕事もないし、部屋の電気を暗くすれば電気代を節約できます。
一眠りしたい人のためにもちょうどいいということで、すぐ導入されました。
私が電気を消す当番になり、お昼になれば部屋の電気はすべて消すようにしました。
昼間なので外からの光は入ってきますが、お化け屋敷のように薄暗い職場になります。
そのエコ活動を始めてから、不思議な変化を感じるようになりました。
昼食が、いつもより味気なく感じられるようになりました。
昼食はいつもと変わらないメニューですが、部屋の電気を消して暗い中で食べると、不思議と昼食の味がぼんやりしてきます。
言い方は悪いですが、腐っているように見えてしまい、食への感覚に影響を与えていました。
暗いと、せっかくの新鮮な食材も台無しです。
さて、この2つの不思議な現象は、実は職場ではなく、家庭内でも起こっています。
あなたの家の部屋をチェックしましょう。
ずばり、部屋の電気が暗くなっていないでしょうか。
喧嘩しやすい夫婦の部屋は「部屋が暗くて、雰囲気が悪い」という特徴があります。
暗い部屋の中なら、夫のいつもと変わりないはずの顔が、なぜか怒っているように見えます。
妻が一生懸命に作った料理も、暗い部屋の中で見ると、新鮮さに欠けて、味気なく感じます。
どんなににこにこしていても、どんなにおいしい食事も、薄暗い部屋では台無しです。
部屋の電気が暗いというだけで、マイナスの印象を受けてしまいます。
どうでしょうか。
明るさとはいえ、侮れませんね。
そこで大切なのは「部屋の明るさ」です。
部屋の明るさを、もう少し明るくしてみましょう。
部屋が明るくなれば、住んでいる人の心も自然と明るくなり、夫婦の会話が和らぐ効果があります。
明るい雰囲気の仲では、喧嘩がしづらくなります。
夫婦仲を改善させるためには、明るい部屋の雰囲気作りをしていきましょう。
電球を、もう一段階明るいものに取り換えるだけです。
部屋の電気が明るいと、夫婦仲も明るくなるのです。